私の父は、'44年2月に亡くなりました。戦争末期に近づいた頃で「戦死」です。
しかし、父は「靖国」にまつられることもなく、我々「遺族」には、国からの補償は一銭もありません。兵士として死んだのではない父は、国の言う「戦死」ではないからです。 「徴用」に取られて、工場で働き、今でいう「過労死」をしたのです。
私は子どもの時、「どうせ死ぬなら、兵隊に行って死ねば良かった。そうすれば、年金貰えて、こんな貧乏せずにすんだ」と思ったものでした。
戦争は、兵隊だけでなく、後に残った者にまで、厳しい現実を与える、絶対にしてはならない「国の暴挙」です。
残念ながら、今の日本は、「戦争」への道を、進み始めています。始めたどころではなく、ゴール目指して、第3コーナーを回っている感があります。
今、何もしなければ、孫に「ばあちゃん! 何で止めてくれなかった。俺たち兵隊に行かざるを得なくなった」と言われるでしょう。
私は可愛い孫を、兵隊に出したくはない。私のような子どもを、作りたくない。その思いで、身の回りで今起こっていることを、伝えます。できるだけ、「目で見る」にしますが、「目で読む」も、出るかもしれません。
情報を持っている方は、ぜひお送りください。広がりのできることを期待します。
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