戦争前夜に危機感を抱き、祈るだけでなく、行動していこうとする動きが、カトリック教会のなかに起きている。先人の轍を踏むまいとの意思の現れでもある。憲法9条をよりどころとして、平和日本を維持しようとする力と、連帯する姿がある。
作家の司馬遼太郎さんも
、今生きていれば、9条の会に加わっていたかもしれないと思われる。「えっ、あの人が」と思う人が、9条にはこころ寄せている。感覚的だけでなく、理論的にも確立してもらえるのは、ありがたい。
仏教徒も
、平和について考え、9条に行き着いたということだろう。他の宗教者も同じだが、自分たちが「侵略戦争」に荷担したことを、真摯に反省すれば、自ずと9条問題に関わらざるを得なくなるのだと思う。
世界31の国・地域から述べ2万人以上が集まったという「9条世界会議」。実際に、憲法で戦争放棄をしている国は、超少数派ではあるが、世界に広げていくことで、真の平和につながっていく展望は持てる。武力が無くては世界で通用しないとの声を、葬り去るほどの力をつけたい。
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