8月から始めた「腹立ち日記」。5ヶ月が経ったが、書くネタは、いっこうに減らない。 今年の日本社会。おかしい、それは違うだろー、と言うことが、後を絶たない。いちいち覚えていたら、ストレスで身が持たないほど。
昨夜のテレビでは、何に一番怒ったかという、ランキング番組をやっていた。
一位は何かと見ていた。結果は「いじめ」だそうだ。いじめでの自殺報道が、下半期のテレビで、途切れることなく続いていたから、さもありなんとは思う。
しかし、「いじめ問題」を、学校での、子どもたちによるいじめだけに、矮小化してほしくない。
今の日本では、至る所で「いじめ」がある。
最新ニュースの「ホワイトカラー イグゼンプション」とかいう、長ったらしい、訳の分からぬ、カタカナ言葉の制度も、立派な「いじめ」ではないか。
「NO」と言いにくい立場の労働者に、残業代を払わず、ただ働きが、させられるようになる制度としか、思えない。成果主義だからとか、勤務時間の、自由裁量が可能になり、今よりよくなる制度だ、などと言っているが、まゆつばだ。
障害者自立支援法や、介護保険法が「改正」されたときにも、お仕着せで、あてがわれるのでなく、自己選択ができ、人権に配慮した制度だ、みたいなことを宣伝していた。
しかし、実際には、自己選択したくても、施設が少ない、人手が足りないで、ほとんど、自己選択などできない。それなのに、金だけは、しっかり取られる制度になっていた。
よろず、「おかみ」の考えることは、庶民に嬉しいことではなく、大企業や、「おかみ」に嬉しいことが多すぎる。今回のカタカナ言葉も怪しいものだ。
できてしまった制度を、後から変えるのは至難の業。成立する前に、じっくり考えて、誰のための制度かを見極める目を持ちたい。
年ごとに、目もかすんで、見えにくくなるだろうが、心の目をしっかり開けて、何とか世の動きを見守る、よく見える目を維持したい。
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