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僕の独り言
2002.12.30 トンデモ落語の会
今年最後の演芸会はこの会となった。
開演30分前に会場の「しもきた空間リバティ」へ到着。場所がいまいち分かり辛い。ビルの前でブラッCさんが案内していなければ分からなかっただろう。
何度かの膝送り、かなりの混み方だ。開演直前には立ち見状態となった。
さて内容は・・・書けるものだけ書こう。

○快楽亭ブラ談次 落語 おかみさんと弟子
あわただしい木戸の仕事を終えてそのまま高座へ上がる。
ブラッC入門の経緯、12月初めにした司会の仕事、ストリップ小屋での代演の仕事を枕に、快楽亭一門の忘年会(師匠抜き、しかも師匠のおかみさんが世話役)の話題。
どうやらおかみさんをしくじったらしい。あら〜(^^;

○立川談之助 落語 談志をチクル(仮称)
既に時効となっている師匠のエピソードを暴露。内容は・・・書けません。
コミケ帰りで精根尽き果てた感じのした師匠だった。

○快楽亭ブラック 落語 開田乳房の榎
「怪談乳房」のパロディ。寺の天井に書かれた龍の絵が、キング・ギドラに・・・
開田裕二夫妻も登場。非常にマニアックな作品でしたが、良い出来だった。

お仲入り

○立川談生 落語 貧乏神
「ちょいとあんたぁ、起きとくれよぉ」
いきなり芝浜が始まったのでお客さんは唖然!。その後死に神らしキャラが登場する。実は貧乏神だった・・・
サゲもきまりまぁまぁの出来だ。

○三遊亭白鳥 落語 ゴキブリ(仮称)
ゴキブリのゴキ美が週刊誌で叩かれて死んだ。葬式には、ハエ・蚤・鼠等の嫌われ者の生き物達が駆けつける・・・・
久々に白鳥ワールドを見れて最高!

熱気なのか空調が壊れていたのか、物凄い暑さだった。最後は半ば朦朧としていた。
終演後は演者とお客さんとで打ち上げとなった。談生さんが実は好青年だったのが意外な発見だったりした。
2002.12.23 神田山吹を聞く会
喋り倒しを見終わり、浦和へ移動した。
今年最後となるぶっき〜ライブ「神田山吹を聞く会」開演まで時間があるので、駅前の喫茶店で時間調整をする。
喫茶店を出ると既に外は暗くなって、かなり寒い。小走りで会場へと向かった。

○神田山吹 ショートショート講談 三浦環の生涯(仮称)
日本初のプリマドンナとして蝶々婦人を演じた三浦環の生涯を5分程度で纏めた作品。
このような短編ものは、一般の人にもきき易くて良いのではないか(飽きさせないし)

○神田山吹 講談 義士銘々伝〜大石蔵之助・南部坂雪の別れ
今年のトリ根多は討ち入りから300年記念の年にふさわしく、義士伝からこの読み物を読んだ。彼女のフルバージョンの南部坂・・は久々だった。
四十七士の読み立てに感動しているお客さんがいた。私も読み立ての場面はこれがプロの当たり前の技と分かっていても、手をたたきたくなる場面だった。
今年は初めて(最初で最後か)読んだとのこと。力いっぱいの口演で松鯉一門のカラーが出ていた!?

「今年は寄席の仕事や稽古以外の事に時間をさかれたが、来年からは本業に力を注ぎたい。」本人談
期待しましょう。
2002.12.23 喋り倒し”林家彦いち独演会
下北沢の「劇」小劇場へやって来た。彦いちさんの独演会「喋り倒し」を見るためだ。この会は一年ぶりではないかと思う。何故なら前回のチラシのCGもサンタさんだったと記憶しているから。 なかなか時間がとれなくて残念。
会場はほぼ満席。ざっと見渡した感じで30代が多いな。その中に20代、40代、50代がちらほら。男女は半々かな。といったお客さんの構成だ。
ビートルズの曲がBGMで流れている。チラシを見ながら開演を待つ。
14時過ぎに場内暗転、舞台に照明が当たり、Tシャツに革パンツ姿の彦一さんが登場。
○林家彦一 フリートーク
最近の出来事、中国武術セミナーに参加したこと等を語る。
50分の長講。でもあっと言う間だった。

○林家彦一 落語 武道指南(仮称)
鶯色の着物に袴姿に着替えて登場。まずは古典から入る。
初めて聞く根多なのでタイトル不明。若旦那もので、この若旦那が妙な武術に凝ってしまうが、技術が伴わずに町内の若い衆にばかにされる噺。寄席では聞いた事の無い根多だった。前段のフリートークの中国武術セミナーが実はマクラ噺になっていた。

○林家彦一 落語 おっかけの道(仮称)
町田京子、SMAPのおっかけ。あるコンサートで古くからのSMAPおっかけグループのリーダから、おっかけの道の極意を教わるが・・・
SMAPの乗った自動車を自転車で追いかけるシーンがあり、この作品も肉体派の片鱗が見えた作品だった。

彼の描く日常の中に見る超日常の世界は白鳥師とは異なるが、段々と好きになっていく。
2002.12.22 志遊の会
朝11時に家を出て、国立演芸場に向かった。久々の演芸鑑賞なので、電車の中でもウキウキだ(死語)。「日本の話芸と遊芸による聖夜」を観るためだ。会場につくと、窓口の担当者が、開場は夕方だとのこと。かわら版を見せると、誤植とのこと。シオシオのパー(死語)となって国立を後にする。
それから本日第2優先にしていたお江戸上野広小路亭での志遊の会へと向かった。

開演10分前に到着。木戸はブラ談次君。年末年始の寄席チラシを手にとり会場へ入る。ほぼ満席状態。チラシを眺めているとBMGが「前座の上がり」のお囃子に変わる。

○三遊亭鳳志 落語 真田小僧
円楽一門の鳳志さんが上がる。彼の起用は名前の志つながりか・・・?
悪がき噺のこの根多、父と子の上下の切り換えも上手に(プロなら当たり前か)演じていた。

○立川志遊 落語 替わり目
本日2本とも酒にまつわる根多。1本目は冬の根多。
熱燗におでん。冷めた焼き鮭、納豆、それからお新香。庶民の食がうかがえる作品だ。酔っぱらいの亭主が実に情けなくて、お人好しで良い。

お仲入り

○立川志遊 落語 お神酒徳利
昭和天皇の前で唯一落語を演じたのは昭和の名人、6代目三遊亭円生。天皇の古希のお祝いの席で演じた1席がこの「お神酒徳利」。志遊さんも来る?Xデーに備えての根多下ろしだそうです。(笑)
3回占う事ができるというソロバン占いの嘘がお江戸、名古屋、大阪で起こす奇跡。おめでたい噺。50分の熱演。こういう長い噺は寄席では聴けないので、貴重な体験だった。今までTVの落語番組でしか観た事がない。
最後は立川グッズが当たる抽選会。はずれたが、志遊さんの手拭いを貰えて自分的には満足だった。
2002.11.04 講談革命ヨウジZ
巨人の優勝祝賀パレードで沸く日本橋界隈を抜けてお江戸日本橋亭にやって来た。
私の前にお客さんが二人既に来ていた。陽司さんにお土産の巨人優勝福袋を渡して待ち行列に加わった。
会場する。定位置に席を取る。BGMで1970代の歌謡曲流れている。これも今回の新作根多の伏線かと勘繰りながら開演を待つ。
2番太鼓が鳴り幕が上る。

○神田春陽 講談 カルメン
久々のカンダハル・ヨウもとい、カンダ・シュンヨウさんの高座を聴く。カルメンは元々山陽先生が本を書いて読んでいたのだから、男がやってもおかしくないが、カルメンと言えば京子ちゃん根多の印象が強いので妙に可笑しい。歌の場面でお客さんに拍手を貰い、素に返って喜んでいたのが印象的だった。
歌劇「カルメン」原作:プロスペル、作曲:ビゼー、歌:神田春陽でお送りしました。

○神田陽司 講談 白子屋政談〜閻魔堂殺しの場
前席は古典から連続物「白子屋政談」〜第5話、閻魔堂殺しの場。
髪結の新三との、白子屋の娘を返す為のネゴシエーションに失敗した源七親分。新三を殺害して、更に行きつけの飯屋の老夫婦まで殺害してしまう・・・
この場面からは歌舞伎では演じないらしい。講談だけの世界。途中芝居仕立てのセリフに「ヨウジ!」の声がかかる。紅一門の色が出ていた。

○春風亭昇輔 落語 反対車
芸術協会の鬼才?/奇才?、昇輔さんの登場。彼の登場でこの会のマニアック度が緒点までUP。
マクラで、ベストセラー本「世界がもし100人の村だったら」の話題を話す。落語界が100人の村だったら・・・講談界が100人の村だったら・・100人居ない(T-T)
という事で根多はお馴染み「反対車」。3Dな高座で、オチも今風にアレンジしてあり、満足でした。膝をお大事に。

お仲入り

○神田陽司 講談 もう一つの競走馬物語
「バック・トゥ1973 あの時君は若かった」とサブタイトルがついた今回の新作は、インタラクティブ講談。DVDの映画やシミュレーションゲーム等にある形式で、参加者(お客さん)が続きのストーリに対して、幾つかの選択肢から選ぶことにより、ストーリが変化していくもの。講談界初のインタラクティブものに挑戦だ!。この作品は陽司さんのオリジナルである「競走馬物語」をベースに途中3カ所の分岐点を設けてあった。その分岐点で2つの選択ができる仕組みになっている。
物語は、1973年に実際自分で書いていた日記がベースになっているとかいないとか。小声で「ドキドキだ」と呟いて根多に入った。
1973年5月、吉田少年が東京の街で出会った人は・・・未来から来た自分自身だった。それが発端の選択肢から導かれたストーリとなった。話はここから更に発展していくことになる。
作るのは大変かもしれないが、お題講談とは一味違うお客さん参加型の講談で面白かった。この作品は2の三乗、8通りのストーリが楽しめるもの。また別の選択肢版を聴いてみたい。

終演後は、陽司さんを囲んで打ち上げとなる長い午後が待っていた。

次回の独演会は1月10日(金)。
2002.11.03 神田山陽独演会
山陽を襲名してから初の独演会が、国立演芸場で行われた。
私にとって久しぶりの演芸鑑賞がこの独演会となった。
この独演会は前売り発売2日で売り切れたとのこと。山陽人気の高さがうかがえる。
開場入りした時には既に多くのお客さんで会場は埋まっていた。

○神田山陽 青龍刀権次
人との出会いについてマクラで話して張り扇一打、根多に入る。
何回も聴いている根多だ。最近では3カ月前。末廣亭での襲名披露の時だったと思う。
荒っぽさが減り、丁寧さがでている。上手くなっている。
二ツ目の時と客層が変わってきている。ここ一年の変化は劇的だった。メディアの力は凄い。これが講談界、演芸会の為にも良い方向へ向いてくれると良いが・・・

お仲入り

○ボンボンブラザース 曲芸
紙折り鼻乗せ&ボールをカップ入れの曲(この説明で通じる?)は何時も以上に会場を歩き回っていた。客席まで降りて非常口へ出るサービスもありなかなか乗っていたお二人だった。

○神田山陽 鼠小僧外伝
「ボンボンさんの後に出るなんて、夢のまた夢だと前座の頃は思っていた。」
新宿末廣亭の新春寄席ではボンボンブラザースさんがヒザでその次が会長か大幹部が主任として上ることになっている。「今回頼んでみたらあっさりOKが出たので以外と早く夢が叶ってしまった」とか。
子供の頃のクリスマスやサンタクロースからのプレゼントの事等をマクラでふり、根多に入った。

鼠小僧とサンタクロースの出会いの場面に手が加わっていた。鼠小僧が江戸の貧しい子供たちの為に涙してサンタクロースに訴えかける場面はいつ見てもウルウルしてしまう。

次回の独演会は、12/24日新宿紀伊国屋ホール。新作根多下ろしとのこと。これも楽しみだ。