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僕の独り言
2002.03.31 三合同新作落語サミット
春の余一会の一つ末広亭へ行きました。開演10分後到着。
既に1階席は満席。スタッフの女の娘から「これが終わったら二階席を開きますから」と言われて待っていと、「お兄さん、左の桟敷席で良いっすか」と女の娘から言われてラッキーと思い席に着く。(でも女の娘が「良いすっか」は、ダメっす)
この会は党派を越えて、新作を楽しむ会。
時刻は12時10分。前座さんの高座は既に終わってた。

春風亭昇輔 落語 実写版アンパンマン(仮称)
落語21で初めて聞いた作品でした。ツカミは上手くなってましたね。

○磁石 漫才
ドキドキすることをテーマに根多を展開しました。
ボケが良かった。

○柳家喬太郎 落語 バレンタインデーのお返し(仮称)
「ぽかぽかの日曜日。寄席でも行こうかと末広亭へ来てしまったお客さん。古典落語は一人もしませんよ〜〜〜」のマクラではじまった喬太郎噺。バレンタインデー批判に移ってこの根多にはいった。 女性の仕種はいつもどうりの上出来でした。

○丸山おさむ 声帯模写
ブラック師や前田隣師との出会いで過激度がアップしました。往年の芸能人から、天皇の物真似もあり。

○昔々亭桃太郎 落語
桃太郎師の時事漫談。オジサン達には楽しい一時。

○鏡味正二郎 江戸太神楽
若手のホープ正二郎さんの舞台。今回はチョッとミスが目立ったね。全体的には良かったけど。前の席の女性団体は「お〜〜〜」の連続だった。

○快楽亭ブラック 道具屋2002(仮称)
名字無き子の危険?!なマクラから今時道具屋噺へ入る。
子供もいるし、エデオロギーも色々なのに、危ないトークサクレツ。

○川柳川柳 落語
昔良き時代の男達の感慨を漫談風に語る。軍歌も何時もどうりだった。

○立川談之助 落語 鈴木宗男一代記(仮称)
世論を的にまわす師匠の根多。立川流の危険な雰囲気をかもしだす根多でした。

○柳家花緑 落語 愛犬チャッピー
昇太師の作品をやる。
根多突入時のあの動作をやっぱりやるかぁ。犬の立場での噺です。、あぁまぁの出来じゃないでしょうか。

○ブーマー 漫才
お化け屋敷根多だった。それなりに面白かった。

○神田北陽 講談 地球の栓(仮称)
平凡な文房具屋が実は世界を支える物体を持っていたとは・・・・・
八月へ向けてテイクオフの準備着々
2002.03.10 神田山吹独演会
ポカポカと温かい日曜の午後、花粉と戦いながら浅草い向かった。
「浅草5656会館」だといままで信じていた場所が、5656茶屋だったことに今日気づいた。本当の5656会館へ約五分後に到着。1階入り口には、山吹さんの独演会ポスターが張られていた。会場の5階へはエレベータで上がる。
お祝いの花が沢山きている。レギュラー出演しているTVSのもあった。
受け付けでお土産を貰って席に着く。寄席風の作りで二階席もある。中々大きい。近くの浅草演芸ホールと似た感じだ。最前列に陣取る。
間もなく開演。
メモを無くしてしまったので、山吹さんの高座をセレクトして書きます。

○神田山吹 講談 秋色桜
春根多の代表選手と言っても良い読み物ですね。
可愛いお秋ちゃんと山吹さんが重なる。お城の帰りの駕籠かき衆もさぞ骨が折れただろうと(これシャレだからね。ご本人が読むかもしれないので一応弁解を)、別次元の空想までしてしまう。
影の主役である父親のキャラもだんだん上手になってきました。来年の秋色桜が楽しみです。もうすぐ上野の山も桜の季節だなぁとしみじみ聴かせてもらいました。

個人的には独演会なので、二席たっぷり聴かせてほしかった。

終演後は、すぐ下のお座敷で打ち上げ会。お膳にお酒。
山吹の聞く会のチラシのイラストを書いている真梨子さんと同席しての寄席談義。飲んで食べて楽しく過ごし、最後は雷門で山吹さん愛用の携帯「写メール」で雷門をバックに記念撮影!
楽しい午後でした。

この十日程後の事、歯痛で七転八倒の苦しみを受けるとは、この時は本人すら知らない。
2002.03.09 講談革命ヨウジZ
仕事を切り上げ馳せ参じた上野広小路亭。
本日は、神田陽司さんの久々の独演会。
到着した時点では、既に前座さんの紅葉さん、ブラ汁さんの高座が終了して、陽司さんの前高座が始まろうとしています。
陽司さんの高座の感想を書きます。

○神田陽司 講談 白子屋政談〜髪結新三
二代目紀伊国屋文左衛門の亡くなった後の白子屋が話のはじまり。
娘のおくまは、番頭の忠七と良い仲だが、女将さんは500両の持参金目当てに、又四郎と言う男を娘の婿にすることに。 
そこへ、悪役である髪結の新三が絡んで物語が展開していく。
芝居でおなじみの物語を読む。
陽司さんは、袖と胸に大胆な紫の大きな模様の有る意匠の着物姿。
会場は70名を超え、ほぼ満員状態。
紅門下に移ってから多くやるようになった芝居で人気の講談。
本日は久々に髪結新三を聞いた。本人はだいぶ上がっていたそうだ。

○神田陽司 講談 新作 テロリスト大石内蔵助
後高座は期待の新作のこの読み物。
マクラでのプロジェクタの演出は上手く行かなかったが、話術でカバーして本題に入った。
落語ジャンクションや北陽さんの独演会等でも時々プロジェクタを用いた演出をするが、上手く使えば効果的な演出だと思う。
今回の新作は、アンチ義士根多だろうなと思ってそれなりに期待してましたが、始まってみると、義士や仇討ちを肯定した内容で、もう一つの大石内蔵助銘々伝の位置付けとも言える作品だった。
しかし物語りの最後に主題らしきものを発見した。
この物語のキーワードとして「忠孝に励む」が度々登場しましたが、物語の最期に、このキーワードを否定する場面があったのが、唯一のテロリスト蔵助を暗示させる場面か。いずれにしてもタイトルと物語の内容に隔たりが感じられたのが残念だった。
次回作に期待しましょう。
2002.01.13 本牧亭講談定席
大相撲初場所の日だった。日本講談協会の初席中日へ行って来た。昨日と変わって少し暖かい。

○神田きらら  講談 出世の馬揃え
きららさんの高座を、初めて聴いた。
松鯉先生とそっくりな読み方。弟子ですね〜〜

○神田京子   講談 カルメン
二代目神田山陽先生の作であるこの新作を読んだ。
強烈な個性を持つイタリア女性「カルメン」が可愛らしい女性になってしまっているが、それが今の京子ちゃん風でいい。
歌あり踊りありのミュージカル仕立ての読み物で、エンターテイメント講談として楽しめる作品です。
挿入歌は、客層にもよりますが、今の時代の曲に差し替えても良いと思う。

○神田山吹   講談 清少納言の生涯
桃色というよりも、淡い桜色の着物がかわいい。
愛山先生の自宅寄席の時、おしるこを初めて作ったそうだ。
根多のほうは、つい先日根多下ろしたばかりのこの根多。
合コンでハイソな会話をするのがお気に入りのフェミニストきよピー。
日本初のエッセイスト清少納言の生涯
歌が多いのと、解説が多いのが愛山作品の特徴かな。山頭火の講談もこんな感じだった。

○神田陽司   講談 大阪弁の仙人
来月からは連続物に挑戦とのこと。
クスグリの一部を今風に修正してあった。
何故仙人が大阪弁を話すのだろうという謎が今回解けました。

○神田愛山   講談 陽司くん
何回聞いても面白い根多です。しかし、なんでこの根多が初席の根多なのだろう。おめでたいかな?

○神田昌味   講談 大高源吾 両国橋の出会い
「新年明けましておめでとうございます」
の挨拶で始まった。この新年の挨拶ですが、「新年おめでとうございます」あるいは「明けましておめでとうございます」が正しいようです。文治師匠が仰るには、新年は明けたから新年なので、新年明けまして・・・は、表現が重なっているので日本語としては正しくないということらしい。

さて根多は、大高源吾。
「年の瀬や 川の流れと人の身は
 明日待たるる その宝船」
この歌の謎解きまでのストーリが僕は面白い。

○神田松鯉   講談 連続講談 水戸黄門記
三代目伯山の高座を大正13年観た御歳91歳のお客さんと高座の松鯉先生とのやりとりが面白かった。それにしても強力なお客さん。

根多は連続物「水戸黄門記」20席の内の19席目。
越後の国高田(白鳥師の故郷)での物語。雪の中で遭難しかかった黄門ちゃまが、雪穴の中で熊のプーさんと出会う!?・・・

本年は赤穂義士があだ討ちした年から300年という節目の年。例年以上に赤穂義士にまつわるイベントが多くなると思われますまた、色々な角度から赤穂義士を掘り返してみることもあるでしょう。そういうことからも、講釈師の皆様は引っ張りだこになるに違いありません。頑張ってください。
特に3月予定されている神田陽司さんの独演会で予定されている新作のテーマ「テロリストとしての義士」に今は注目してます。

夏でも義士伝をやったりして(笑)
2002.01.12 長屋門落語会
日が落ちると、横浜も寒いですね。ブルブルと震えながら、会場の長屋門公園内の会場に入った。
この会場は江戸時代から残っている古い民家をそのまま会場として使っています。土間と板の間が会場で、板の間には囲炉裏があり火が入っている。奥座敷が楽屋として使っている。
広い土間の左側には大凧が10数枚飾られてある。中央の柱には掛け時計、左上部に神棚。お神酒と花が生けてある。囲炉裏の火で少し煙い。セータは既に燻製の臭いがする(笑)

○三笑亭朝夢  落語 居候
神田ひまわりさんの代演として、急遽出演することになったそうです。
前座さん13人中、13番目の前座だと自己紹介してネタに入る。台詞は結構うまい。

○春風亭昇乃進 落語 反対車
「渋谷の若者は、長生きしない。」といった内容のマクラからこのネタに入る。彼の性格と噺に出てくる滅茶苦茶早い車屋がよく合っていた。

○春風亭柳之助 落語 
三・四・五・六・七・八・九・・・・と数が洒落になている書画ほめの落語だった。
洒落の意味が良くわからないところがあり、今の時代にやるには、マクラで説明が必要かもしれないな。

終演後は、お正月ということで、プレゼントジャンケン大会があり、ハンカチや手ぬぐい等の争奪戦となりました。僕はひとつも取れず(泣)
2001.01.04 本牧亭講談定席
今年の初講談は、講談協会の定席となりました。今日は平日ということもあり、ゆったりと座って見られてラクチン。2日は27名、3日は30名だったらしいので、その人口密度だったら、途中でギブアップしていたかもしれません。

○一龍斎春水 中村久子伝
「知ってるつもり」でも紹介されて、ご存じの方も多いと思います「中村久子」の生涯を抜き読みでした。

○宝井琴調  幡随院長兵衛
根多によって、羽織の紐の結び方を変える事がある。
今日の読み物には、喧嘩結び。片手でパッとほどける。
解くとき「プチン」と小さな音がして紐が切れた。あら〜 お気の毒様。
読み物は、威勢が良くて良かった。

○神田照山  小渕恵三物語
人に何か言われないと動かない人。そんな小渕ジュニアが遂に総理大臣になってしまうという、ものすごい物語でした。

田辺一鶴  野球大統領
照山先生が総理大臣ならば、こちらは大統領の物語。オリオールズに入団した少年ビル。怪我のため僅か半年で退団。その後高校に進学し、ワシントン大学を首席で卒業し、なんと大統領になってしまった人タフト氏の物語でした。高座中を所狭しと動き回りーの、絶叫しまくりのパワーは今年も健在です。

○一龍斎貞心 カルチャー講談
暦についての蘊蓄を語っていただきました。

○神田香織  山ノ内一豊 出世の馬揃え
遠距離通勤講談師と自己紹介をした香織さんです。いわき市から出勤ですからね、大変ですね。
神田派ではよく聴く読み物。おめでたいこの読み物でした。

香織さんの上がりの時、座布団返しの織音さんが、メクリを捲る時、香織さんのメクリを落してしまった。「あっ、師匠が・・・」と織音さんの声。会場は爆笑。

○一龍斎貞丈 黒田節の由来
どうやって二階まで上がって来られたのでしょうか。今年も頑張ってくださいと、祈るばかりです。
根多はおめでたいこの読み物。

最後はお客さんも一緒に黒田節を斉唱してお開きとなりました。
2002.01.03-04 落語21吉例顔見世お正月特別興行
関東地方は冬型の気候で寒いですが快晴で、日中は富士山がよく見える日でした。
さて、2002年最初の寄席は落語21となりました。初日、中日の様子をセレクトしてみましょう。
注)根多タイトルは分かり次第更新します。

【3日】
○快楽亭ブラ講次 落語 立川流の新年会

2日に行われた立川流一門の新年会の報告を話す。談志師匠の機嫌は良かったそうです。
○林家しん平  落語 自主映画予告噺
自主制作映画「ガメラ4」のメイキング秘話とシナプスを披露。本当は予告編ビデオを見せる予定だったが、師匠の入りが遅れてセッティングが間に合わず見れないのが残念。
内容はいたって真剣。制作への熱意が伝わってきて、完成品を見たくなりました。
来年の正月には完成品のお知らせを聞きたいですね。

○春風亭昇太 落語 リストラの宴
 夫「今日部長と昼めしを食べる。これは昇進の知らせかな」
 妻「違うわよ、リストラよ。」・・・・
ジャンクションで聞いた根多か。最近の世相を反映した不景気な根多。人ごとじゃないよ。でも笑ってしまう、ヒット作です。

○三遊亭円丈 落語 あんたの聖家族
トリは主催の円丈氏。お馴染みのこの根多をやる。なぜおじいちゃんはフラダンスにブレークしてしまったのだろう(笑) 未だに分からない。
元気な師匠の姿を見て、今年も絶好調のようです。

【4日】
○神田昌味 講談 流氷の子供たち

講談界から唯一の参加の昌味先生です。紅色の着物で登場です。
「今日はヒヤッとした話です。氷の話です。」のマクラではじまる
頃は2月、所は北海道は網走。
清水良吉31歳、帰宅途中風でコートのフウドが捲くれて前を見る。接岸した流氷に娘が乗うとしている。娘の名はよし子。自殺!?良吉が助ける。それが縁で娘と結婚して出来た子供がサンタ。・・・・ 
何時もの昌味さんの新作とは色が違う。この作品は愛山兄の講談教室の生徒さんが創って愛山先生の高座で読まれた作品でした。 北海道の感じは良く出てました。でも人物の名前が地味ですね。物語の結びも淡白かな。
昌味さん、携帯電話は忘れないでね。 (僕も先月無くしたから)

○夢月亭清麿 落語 バスドライバー〜モーニング娘。バージョン〜
 運「終バスです、お早くお乗りください」
 客「運ちゃん、ちょっと待ったぁ!!!」・・・
いつもの清麿師の淡々とした語りでは無く、ダイナミックで、力の入った作品でした。

柳家喬太郎 落語 なわとび無筆
「前に上がるはずの、たい平師は未だ来てません」の一言。
そうです。喬太郎師がこの高座とバッティングした鈴本の高座を太平師が代演を勤めているのです。
マクラは、今頃の電車の酔っぱらい達。よく見てるね喬太郎師は。
根多は、
 医者「もう縄跳びは出来なくなる」
 たまたま前に診察を終えた男が、次の患者である若者の手術費用を出すことになるが・・・

いきなり古典の手紙無筆で始まって、おや?と思っていると、NHKの「日本の話芸」を見ている主婦の場面で、それから上記の台詞に入った。時々師匠がやる古典から新作に入る導入のパターンの一つでした。

喬太郎さん、忘年会で師匠に暴言を吐いて反省中の様子でした。

○林家たい平 天国名人会
「私がここに入った時、何故喬太郎師が入るの?!」
「間に合うなら鈴本に出ろよ!」(笑)
やはりこの一言で始まりますよねぇ。
今回の大平師はひざ替わりの任で、落語はやらず値物真似をやった。師の物真似は噺の中や、マクラで時々聴くが、プロ級です。よく勉強してますね。感心します。

○三遊亭白鳥 落語 紙芝居人魚姫
3日にNHKラジオでやってしまった紙芝居落語のオリジナルを披露した。
ラジオで紙芝居は無謀だけど、白鳥師らしい。
絵が上手い。別の才能を発見してビックリです。
噺の中で、古典の「火焔太鼓」や「船徳」のパロディが出てきて、落語ファンは大ウケ。古典を知らなくても十分面白いけど。

ハジケル新作を二日間聴いて、今年もイケルぞっという気持ちにさせてくれた落語21でした。