好奇心と適応力を育てる ー親の心得 原則−その2ー
「好奇心と適応力。文化の違いを楽しむ心」
高校選抜の日本代表選手に、松井選手が言った言葉です。
アメリカで、野球をやっていくために、なにが必要か、という質問にたいする答えです。なるほどと思います。子育てに必要なことは何か、の答えでもあると思いました。
子どもの能力を伸ばすのに、好奇心は欠かせません。なぜ、どうしてを知りたいから、勉強します。もっと上手になるにはどうしたらいいのかと、練習します。
どんな場面に置かれても、そこでうまくやっていくには、適応力が不可欠です。これからの子どもたちは、日本という、小さな国の中に、収まってはいられないでしょう。世界のどんな所に、出て行くか分かりません。その地で「郷に入っては、郷に従え」と、活動できるための適応力は、ぜひ資質として持たせたいものです。
郷に従えるには、文化の違いを、楽しむ心も必要です。日本ではこんなことはしない、日本に比べたら、劣っている、こんなこと、日本では考えられない。などと言っていては、ストレスがたまるばかりです。「そうか。こういう考え方もあるのか」、「そうか。だからこうなっているんだ」と、違いを楽しみ、取り入れるところは取り入れ、受け入れられないことは、はっきり相手に伝える。それが、真の国際理解とききます。
子育てのポイントを、松井選手に教わりました。一芸に秀でた方は、言うことが的を射ていますね。
ズボラでも、手抜きしないこと ー親の心得 原則−その3ー
子育てに手抜きの限りを尽くしましたが、それでも「手抜きしなかったこと」が、いくつかはあります。
そのひとつが「毎晩の本読み」です。
布団に入って、15分から、最長は30分くらいまで。その日選んだ数冊の絵本から、子どもたちのリクエストに応えて、2、3冊読みました。
忙しいし、ズボラですから、自分で本屋に行って選ぶのは、とてもできませんでした。幸い、保育園で取り扱ってくださっていた、「名作絵本」とか「子どもの科学」類の、ペーパーバック絵本が、値段も手頃で、毎月新しく入手できて、有り難かったです。それらの絵本が、読み聞かせのネタ本でした。
自分が本を読むことが好きだったことは、幸いでした。絵本を読むことは、おおむね、楽しいひとときでした。時々、読みながら寝てしまい、子どもに起こされていましたが。
私が子どもの頃は、今のようにテレビやゲームがありません。雨でも降れば、一人っ子の私は、本でも読むしかなかったのです。そのせいで、本好きになったのかもしれません。
絵本を元に、自分の創作を加えるほどの、時間的余裕も、能力もありませんでしたから、絵本の字句を、そのまま読んでいました。
何度も、同じ本を読まされるのは、少々苦痛に感じたこともありましたが、これが子どもの発達にとって、必要な時間なのだ。と、自分に言い聞かせていました。
寝床の本読みがすきになったせいか、外出時も、本を持っていけば、比較的おとなしくしてくれて、とても助かりました。
アトピーがひどくて、医者通いしたときも、1時間以上の待ち時間に、4、5冊の読み聞かせで、辺りのひんしゅくを買わずにすみました。
旅行の車内でも、読み聞かせで、退屈もせず、車内を走り回ったり、椅子でトランポリンをしたりせずに、男3人を引き連れている割には、穏やかに過ごせました。
最近は、0才からの絵本などがあって、うらやましい限りですが、その割には、車内や、院内での、読み聞かせ風景を見ることが、少ないように感じます。
まずは、親がおもしろいと感じた本を、読んであげてはいかがでしょう。
親にも「検定」とは、ご時世ですね。 こっちは至極当たり前の記事です。
しかし、面白かったので、貼り付けてみます。 とはいえ、なかなか難しいのが現状。 
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