地域の「防災フェア」があり「婦人消防隊員」ということで、かり出された。かり出されたなどと言ってはいけないのだろうが、自由意志で参加というのではなく「お役所」から言われて、なんだか分からないが参加したのだから、気分としては「かり出され」がピッタリ。
昨年は、10時〜14時という時間設定だったが、今年は9時〜12時と時間が変更になった。昨年の状況が分からないから勝手な推測になるが、予算削減で午前中にしたのではないかと考えた。昼をはさむと弁当を出さねばならない。要員として参加している人数は、婦人消防隊員だけでも40名くらいいるから、その他の要員を含めれば100名を超えるだろう。一人500円の弁当にしても5万円になる。バカにならない額だ。時間を変更すれば出さずに済むから、確実に予算は減る。みみっちいが役所が考えそうなこと。
何をやるのか全く知らされず、その場で「あなたはこれを」「あなたはあれを」と割り振られての「仕事」となったから、言われたことを「ハイハイ」と言ってやるだけ。しかも一緒に割り振られた要員は名前も知らない人だから、一致協力して事に当たるということもままならない。
見渡したところ、人手は余っているようで、幸か不幸か、時間ぎりぎりに参加したので、豚のしっぽ的存在になり、仕事はあるような無いような状況となった。
何か行事があって参加するときは、人手が無くて忙しいのが相場だから「仕事があるような無いような」への対応には慣れていない。手持ちぶさたで時計ばかり見ることになった。「まだ1時間か」「やれやれ、あと1時間ある」という具合。
初めての行事ではないから、要員が何人くらい必要かは、幹部の皆さんには分かっているはずだ。
参加人数が出た時点で、こんなに多くは要らないとか、まだ何人不足だと分かったのではないのか。必要人数以上に集まった結果として「ヒマー」な人間が出てしまったのだと思う。必要人数以上ならば、来なくて良いとの連絡をほしかった。
多分幹部の皆さんには、仕事は「ヒマー」でも、参加して体験したり、状況を見学してもらうことに意義があるから、参加者数はできるだけ多い方が良いという計算があったのだろう。
イベントを盛り上げるためには「無用の用」の存在も必要なのだろうが、それにされた方は「良い迷惑」ということになる。
来年も「かり出し」はあるから、用事を作って不参加と決め込もう。続けて同じ体験をすることと他の体験を比べれば、他の体験を取る。
大事でないとは言わないが、2年続けてやる必要は感じなかった。
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