青年期の性
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 ☆ <乳房の切り取りは、異常行動ですか>

Q 先日来、マスコミを騒がせている、「渋谷の歯科医宅、妹殺し」に関する質問です。
 殺した青年が、乳房を切り取っていたのが、気になります。あの青年の異常さを示すような報道をされていますが、どうなのでしょう。 (熟年オバサンより)

A 性教育コーナーへの、はじめての質問です。ありがとうございます。
 乳房に対する特別の感情は、男性一般が持っていることで、関心を持つこと自体は、異常ではありません。特別に異常だと報道し、グロテスクな事件化する、マスコミの方々のセクシュアリティが、問題だと思います。

 養護学校での性教育実践に、「チンコのはなし。オッパイのはなし」があります。
 子どもたちは、男女の特徴を、男性器と、女性器ではなく、男性器と、乳房で捉えていることを、教えられました。
 女性器は、男性器のように、出っ張っていませんから、見えにくいです。乳房はよく見えます。そして、母の象徴でもありますから、いつまで経っても、懐かしさがあるのだと思われます。

 殺害した青年が、妹に「女性」を感じていたとすれば、乳房を特別に扱うでしょう。女性器でなかったのは、「母」を感じていたのかもしれません。

 大きな乳房に惹かれる男性が多いのも、「母の乳房」を感じているからではないかと、私は考えています。
 母の乳を飲んでいた時の母の乳房は、ほとんどが大きな乳房です。通常は小さな乳房でも、授乳期間中は大きくなりますから。時には、新生児の頭くらいにもなります。
 そのときの記憶で、女性の乳房を想定すると、巨乳と言われるような大きな乳房になります。自分の顔が埋まってしまうような乳房に抱かれたい、という願望の表れが、巨乳願望になるのではないかと、私は考えています。

 横道にそれました。殺害した青年の願望が、どうであったのかは、今後の報道で、明らかにされると思います。男性の乳房に対する願望は、一般的な現象で、彼だけの特異な感覚ではありませんが、行動に至る過程では、他の要素が加わっていることでしょう。


 今後も、何か疑問がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。分かる範囲でお答えいたします。


 ☆ <世界標準、セクシュアル・ライツ>
 
 国連での「世界人権宣言」採択から60年が経ったいま、子ども、女性、男女平等などの問題が取り上げられた最後に、セクシュアル・ライツを取り上げた。
 性的マイノリティの問題は、世界レベルで解決が進められている。日本の現状はどうなのか。進んでいるとは言い難い。

 
     <デートDV どうすればいいのか>
  
  DV(ドメスティックバイオレンス)は、やっと一般的な言葉として定着してきた感があります。
今、若い人達の間で問題になっているのが「デートDV」です。高校生、大学生が交際中に被害に遭う例も多いようです。これまでに報道された記事をいくつか続けて紹介し、参考にして頂ければと考えました。

 
                                                                                   東京新聞 2009.8.27

 

 

                                                                           しんぶん赤旗 2009.9.7

 

 
                                                                             しんぶん赤旗 2009.10.5


 
                                                                               しんぶん赤旗 2009.11.3


 
                                                                                  しんぶん赤旗 2010.2.23 


 

 

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