店名は「あきら」と読む。
店主の名前に由来する。
とっても読みにくい。
場所は、ゲームセンターの裏アタリに位置するので、ちょっと分かりにくく、エントランスのムードと言い、店主の風貌と言い、骨太で、ちょっとコワイというか、近づきがたい雰囲気がある。
この日は、冷やしラーメン・醤油味と、塩シソ味を試す。
(2人で行って、ちょっと食べさせてもらったのです。一人で2杯食べたわけではありません。)
冷やし麺を頼むと、チャーシューは別の器に入ってくる。
チャーシューを冷やさないようにとの心配りで、器には温かいスープが入っている。
このスープが美味い。
コンソメのように繊細で上品。そして、しっかりとした風味。
冷やし麺の方も、きりっとしまった麺と、繊細なスープの組み合わせは、かなりきっちり作り上げた印象。
店主とオクサマだけで切り盛りして、はじめて保てるクォリティと言うことだろう。バイト・オペレーションで、ここまでの配慮は不可能だと思う。
ボクはスタンダードを好むので「醤油味」をオーダーしたのだが、「冷やし」の性格上「塩シソ」の方が清涼感があり、オリジナリティも高い。
ただ問題は少し高いなぁ、と思わせてしまうところか。
ボクのように味付け卵をオプションで付けると、1000円を超えてしまう。麺の量も、昼ご飯としては多くはない。
小腹が空いたときの軽食にちょうど良い量。
そもそもラーメンは、主食でなく軽食と思っているので、このお店のやり方は間違っていないと思うし、むしろ賛成なのだが・・・
スープや麺のクォリティを考えれば、この値段には首肯せざるを得ない。また、繊細なスープで食べきるためには、これ以上麺が多くてもイケない。おそらくそういうことなのだろう。
それは何となく理解できるのだが、
昼食でなく、飲んだあとの締めでもない(それには味が上品すぎる)そんなラーメンが、どこで戦うのかというところに不安が残るのだ。
まったくの老婆心ながら。
★チャーシューの切り落としを一袋500円でわけてくれます。
これは、ウチでは『魔法の肉』として恐れられています。
コレをご飯にかけると、何杯でも食べられるという魔法です。
美味いことは請け合いますが、
メタボの人、糖尿気味の人には絶対にオススメしません。
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