2005年1月8日に宿泊しました。秘湯の会の宿です。
こちらは、有名な乳頭温泉郷の秘湯です。テレビの旅番組などでもよく紹介されていて、「本当に秘湯なのかな」なんて失礼なことを思っていましたが、文句なしに秘湯でした。
江戸時代の本陣を思わせる・・・と感じたのは当然、佐竹のお殿様がお越しになったとか。かまくらがあったり、雪のなかにろうそくがともされていたり・・・。情緒たっぷりに迎えてくれます。この暖かな色は、都会にはない色だなぁなどと、ちょっと浸ってしまいました。(で、写真を撮りまくっているうちに、全身が冷え切ってしまい、たちまちおなかが痛くなりました。)
温泉は内湯が1つ。こちらにはシャワーも1つですがついています。それから外湯が4つ。白湯、黒湯、中の湯、滝の湯と名前がついています。男女別もあれば、混浴もあり。黒湯から女性専用の露天風呂に出てみて、その大きさにびっくりしました。さらに驚いたのは、夜目にもあざやかにそそりたつ金精さま。誰も気づいていないかのようでしたが、でっかいです。(金精さまが何かを知らない人は、自力で調べよう!!)女湯にあんなもの置いてどうするんだろう???
混浴露天風呂は午前4時半ごろに行ってみました。こちらも大きな露天です。雪が舞い降りてくるのを、ランプの明かり越しに眺めながら入りました。いつもほかに人がいたので、お風呂の写真は遠慮しました。
宿泊は二号館と呼ばれる建物の2階でした。トイレは1階、食事は一旦外へ出て、お向かいの「本陣」でいただきます。囲炉裏のついたお部屋にお膳がありました。体調が悪かったHikariにもおいしい、素朴な山のお料理でした。
お風呂や食事には、みなさん宿の浴衣と丹前、それにお借りした長靴で移動しますが、ここの寒さを舐めてはいけませんね。瞬時に心臓まで凍りそうでした。
お宿の皆さんも、客のほうも、ほとんどが標準語なのが多少違和感を覚えるほどでした。金髪のステキな男性もスネまで見える丹前で歩いてましたし・・・。有名なだけあるなぁと思いました。
今度は夏に、乳頭山の散策なども交えて泊まってみたいと思います。
秋田県仙北郡田沢湖町先達沢国有林50 0187-46-2139 8000円〜