愛知県 豊橋総合動植物公園 2002.12.25東名豊川インターが渋滞だというので、一つ手前で降りて向かいました。北風の冷たいこの日、動植物公園は人が少なく、広大な敷地を借り切ったような気分。ラッコ舎の近くには、キリンやオランウータン、サル、ゾウなどもいました。大きな孔雀が檻の外を歩いていてびっくり! さて。こちらのラッコは2頭。ヤヨイとBです。 頭の白い、小柄な方がヤヨイでしょうか。大き目の水槽を、ゆったりと泳ぎ回っています。 一ヶ所でぐるぐる回りながら毛づくろいをしている、頭が黒くて大柄なほうがBかしら。 30分くらい待ったら、丁度ごはんタイムになりました。でも、まあ! しまうまたち以外に見学する人がいません。ビデオを抱えてベストポジションを選び放題です。 始めにイカを食べていた二頭。そのうち、大きな貝をもらいました。殻つきの貝です。ヤヨイと思われるラッコは、まず飼育係さんの足元の岩でそれを割りました。片方の貝は水中に落としてしまいましたが、中を食べ終えると、最後まで抱えていた片側を飼育係さんに返しに行きます。 次にも貝をもらって、今度はこっちに泳いで来ました。そして、しまうまの目の前の水槽に貝を打ち付けて、上手に割ったのです!!! あまりの感動で、思わずビデオを構えるのを忘れ、愛らしいしぐさに見入ってしまいました。しまった。。。 見守っているうちに閉園時間が。我を忘れる1時間でした。 |
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青森県 県営浅虫水族館 2002.8.24青森から車で40分ほどのところにある大きな水族館です。とにかく、子供たちがたくさん来ています。みんなここが大好きなようです。こちらには、ナスビ、ユウ、モモの3頭がいます。 ご飯タイムの水槽前。小学生が嵐のように詰めかけています。それも、ガラスにぺとっと張り付いています。ああ、道理で、ここの水槽は傷だらけです。写真の写りもよくないと思った。 あれ?子供たちが歌を歌っています。もう、大合唱。「イルカ、イルカ、イルカがいるぞ」とか、「ラッコ、ラッコ、ラッコもいるぞ」とか言っているようです。何だろうと思っていると「・・・・あさむしすいぞくかん!」と歌が終了。なんと、浅虫水族館の歌でした。多分、このあたりの子供なら誰でも知っている歌なのでしょう。 歌が終わったころ、飼育係さんが3頭の名前が書いているバケツを持って登場。食べてますいきなり貝だ! 元気に食べまくる姿を見ているうちに、あれ?と気付きました。1頭だけ、食べ終わった貝殻を返しに行く子がいます。どうやらモモちゃんのようです。おととい見た、松島水族館の子達と同じだなぁと思っていると、解説の放送が言います。「モモは松島水族館から来ました。」 なんだか、感動してしまいました。そうか、館を移動しても一度覚えたよい習慣を続けているんだね。飼育係さんは、最初貝殻を返されて驚いたのかな。ここでも小さなおやつをもらっていますね。 他のラッコが落とした貝まできれいに拾ってきていました。 食事が終わると、これも元気に毛づくろい。顔から尻尾から、しっかりつくろっています。 なぜか、みんな水槽の向かって左側に流れてきました。どうしてかな?と思ってみていると、最初の1頭がお昼寝を始めました。あれれ?プールのふちを枕に、足をガラスにつけると、丁度いい幅なのね。まるでハンモッグ。 次の1頭は、その隣に来て、うつぶせのまま、プールのふちを枕におやすみ。こんな格好で昼寝するラッコは初めて見ました。 最後まで頑張っていた1頭は、先に寝てしまった2頭をくぐりぬけ、一番奥にポジション取り。岩を枕に、ガラスに足を、お腹を横の岩に支えて、クウ。寝ちゃいました。 |
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宮城県 マリンピア松島水族館 2002.8.22入場すると、まず大きな親子ラッコのぬいぐるみが迎えてくれます。長くみんなに愛されてきたのでしょう。すっかり毛がぺったりして、ところどころすりむけています。でも、あんまり愛嬌があるから、思わず記念写真。ここには、パル、アイ、クーピー、メイの4頭がいます。 一番年上のアイちゃんは、もうすっかりおばあちゃん。頭はもう真っ白。目も悪いのか、小さくてよく見えてなさそうな雰囲気です。 他の若者と一緒にはいられないのでしょう。隣の小さなプールで1人暮らしをしています。人が覗くストレスも小さくするためでしょう、高い位置に丸窓があるだけ。 あまり動かず、プールの隅っこにじっとして、時折ふわーっと泳ぐだけです。ご飯の時間も見ましたが、イカの半身の、そのまた半分くらいをかじって、残りはもう脇の下に。飼育係さんに見つかってましたけど。その後は、いくら何をもらっても食べません。もう、食欲もあまりないものと見えます。 飼育係さんはそんなアイちゃんを、そっと何度もなでていました。 さて。若者のプールでもご飯タイム。イカです、最初は。食べる食べる。もう、少しの間もじっとしていないで、たべまくる。しかも、ここのラッコたちは行儀がとてもよいですね。イカのかけらが落ちていっても、すぐに拾いに行って、ちゃんと食べます。メイは読売ランドラッコ館にいたときにも会っていますがこんなに上手に食べたっけ? 次は貝です。貝殻つきのをもらって、プールのふちで割ると、貝殻をお腹に乗せてお得意のポーズ! でも、この子たちはそれだけじゃなかった! 食べ終わったら、貝殻をバケツに返しに来るのです。なんてエライんでしょう!!お腹に乗っていたものだけでなく、飼育係さんに指を指されると、そちらへ潜っていって底に落ちていた貝も拾って返します。そのたびに小さなイカか何かをもらうようです。 食事が終わってみたら、水槽にゴミはありませんでした。しつけのよい皆さんに拍手! |
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茨城県 アクアワールド・大洗 2002.8.3今年リニューアルされた水族館です。券売機からは、一人一人違う図柄の入場券が出てきたり、縦長の大きな水槽が多用されていて、上、横、下、それぞれの方向から生き物たちを観察できるなど、随所に工夫が凝らされています。ラッコ水槽の並びには、エトピリカ、ゴマフアザラシがいます。外にはフンボルトペンギン、別の建物にはイルカ・アシカのショーのためのシアターがあります。 ラッコ以外に心引かれたのは、マンボウの大水槽です。たくさんのマンボウが一気に飼育されているのは珍しいのではないでしょうか。 ラッコは1頭。メス10歳のマミーです。 ラッコ水槽は5・6階にまたがっており、6階では水面のマミーに会い、5階では水中のマミーを見ることができるのです。 給餌タイムを2度見ました。 時間が来ると、飼育係さんがドアを開けるらしく、マミーは水からあがって、お兄さんを迎えに行きます。その様子が、なんとも待ち遠しそうで、微笑ましいのです。 御飯の様子は、最初は6階から、ほっき貝や甘えびなどをどんどん頬張るところを、次は5階から、餌をたくさんもらって、腋に抱えるところなどを見ました。 ラッコ水槽の周囲には、ラッコの子育てに関する絵や資料などが既にありましたから、きっと近いうちにお婿さんを迎えて、繁殖を試みるのでしょう。 ラッコの赤ちゃんはフワフワで小さくて、いつもお母さんのお腹の上に乗せられているのが、とってもかわいいので、是非マミーにも、そんな姿を披露してほしいなぁと思いました。 |
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和歌山県 南紀白浜アドベンチャーワールド 2002.4.4一つの施設に6頭のラッコがいると聞いて、出かけてみました。ラッコがいるのは海獣館です。建物に入ったとたんに、陸に上がって爆睡しているラッコ。でも、あれ?3頭しかいません。後で残りの3頭にも会いましたが、ペンギン館の色気のない水槽にいました。ここのラッコたちはとにかく元気。泳いでいる2頭は一瞬たりとも止まってくれません。体も小さめで、頭も黒いし、まだ若いんじゃないでしょうか。 ペンギン館に、アドベンチャーワールドで飼育されたラッコたちの系図を見つけました。名前もちゃんとついているみたいです。でも、給餌タイムでも、他の水族館のように名前を教えてくれませんでした。どうしてなんでしょうね? この施設が面白いのは水槽のつくりが他と違うこと。他館は大概水面が目の高さですが、こちらでは足元。らせん状の廊下を下っていくと、水槽の一番下を窓から見ることができます。貝を拾いに来るラッコの水中姿勢も見られます。 |
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和歌山県 太地町立くじらの博物館 2002.4.2手をつないで眠る仲良し夫婦ラッコ。この話を聞いて以来、どうしても行きたかった太地町。ようやく実現しました。午後2時ごろ、くじらの博物館に着くと同時に、ラッコ館へ。元気なロッキーとチャサリーは、眠るどころか、ぐるぐると激しく泳ぎ回っています。給餌タイムは午後3時。それまでは寝ないだろうなぁという感じ。しかたないから、海洋水族館やくじらの博物館を見てきましょう。 さて、ご飯タイム。はじめにイカをもらいます。とにかくよく食べる。えらいことに、水中に落としてしまったイカも、ちゃんと拾いに行きます。それから貝。おじさんの足元の岩や、水槽のガラスに打ち付けて割ってしまいます。こちらも美味しそうにバクバク。15分ほどでたいらげて、食後のグルーミングをはじめました。 でも、いくら見ていても、元気に泳いでいて、全然眠くなさそうです。そのとき、隣の売店の方が、「ここのラッコは手をつないで眠るんですよ。昨日は1時くらいに寝てましたが、今日はまだ寝ていないので、待っていると眠るかもしれません。ロッキーがタイミングをはずすとダメなんですけどね〜。」と教えてくださいました。 ご飯タイムを見守っていたたくさんの人もいなくなりました。もう3時半を過ぎています。やっぱり寝ないのかなぁと思っていたら、メスのチャサリーが、毛づくろいしながらウトウトし始めました。おおっ。動きが止まった!すると、止まったまま、チャサリーはロッキーの方へ流れていきます。ロッキーもなんだか動きが鈍くなってきました。 あっ、チャサリーが手を出した!でもロッキーが受け損ねて空振り。あああっ。今度は成功!さすが姉さん女房。積極的です。つないだ手をアップ。どうしてこんなことをし始めたのかわかりませんが、安心しきった様子で眠る2頭に、しまうままで幸せな気分になりました。 |
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静岡県 下田海中水族館 2002.2.24この水族館にいるラッコは2頭。なかなか人懐っこいラッコたちで、気軽に人前に寄ってきて、かわいらしい姿を存分に見せてくれます。写真の一番上、茶色い大きなラッコがオスのチャオ君です。1986年にアラスカからこの水族館へ来たそうですから、もうラッコ仲間ではけっこうなお年です。チャオは、ガラスを洗うために流れてくる水を、こうして美味しそうに舐めたり、頭を洗うしぐさをしていました。 真中の写真、白い頭で小柄な方がメスのハローちゃん。頭がずいぶん白くなってきていますから、チャオ君と同じくらいの年齢と思われます。 このご夫婦ラッコに会った日、彼らは既に繁殖期に入っているとのことで、明らかに落ち着きがありません。二度の給餌のうち、一度目は好物のはずの貝を貰おうともしませんでした。毛づくろいにも気合が入らず、そわそわしていました。食後のウトウトしたおなじみの姿も、まったくありませんでした。 それでも、二度目の給餌の時には、二匹ともしっかり貝を受け取って、美味しそうに食べていました。二つの貝を同時に貰って、貝同士を打ち合わせるとのアナウンスでしたが、ハローちゃんは水槽のガラスに思い切りぶつけて、貝を割りました。 ほらほら、三枚目の写真は、チャオ君が貝を食べているところです。舌が見えるかと思うほど大きく口をあけて、うれしそうに頬張っていました。 風がとても強い日でした。この水族館は、海に向かってはり出しているので、本当に寒いです。イルカやアシカのショーも楽しかったけど、すべて屋外での見物になります。冬場にお出かけの際には、あたたかくしていった方がいいですね。 |
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